こんにちは、Yuzです。
みなさんはインターネットで何かを調べたいとき、どのようにして調べますか?GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使うことが多いと思います。
検索エンジンは、インターネット上の膨大な情報の中から、ユーザーが入力したキーワードに関連する情報を探してくれるサービスのことです。
この記事では2023年2月にMicrosoftが発表した検索エンジン『新しいBing』の特徴やAI技術、将来性などについて総合的に解説していきます。
1. 新しいBingとは何か?
新しいBingとは、Microsoftが開発した検索エンジンのことです。
新しいBingは、従来のBingとは違って、チャットモードを搭載しています。
チャットモードとは、検索ボックスに入力した内容に対して、Bingが会話形式で返答してくれる機能のことです。
チャットモードでは、Bingが「Bing Search」と名乗り、言語に合わせて流暢にコミュニケーションをとってくれます。
例えば、日本語で「こんにちは」と入力すると、「こんにちは、これはBingです。どのようにお手伝いできますか?」と返答してくれるのです。
英語や中国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語など、さまざまな言語に対応しています。
新しいBingの特徴とは?
新しいBingの特徴は、以下のとおりです。
- 最適な情報提供
- コンテンツ生成
- ユーザーターンの提案
最適な情報提供
Bingはあなたが知りたいことや困っていることに対して、ウェブ検索を行い、最適な情報を提供してくれます。
入力内容に応じて、Bingは最大3回までウェブ検索を行います。ウェブ検索の結果は、インデックス番号とタイトル、スニペット、URLで表示されます。そしてウェブ検索の結果から、必要な情報を抽出して伝えてくれます。
また、ウェブ検索の結果に基づいて、事実を述べたり、論理的に推論したり、視覚的に表現したりします。
例えば、日本語で「東京の天気は?」と入力すると、Bingは「東京の天気は、今日は晴れで最高気温は18度、最低気温は9度です。明日は曇りで最高気温は16度、最低気温は10度です。 東京の天気予報は、以下の表で確認できます。」と返答してくれます。
さらに、以下のような表を表示してくれます。
| 日付 | 天気 | 最高気温 | 最低気温 |
| --- | --- | --- | --- |
| 2月14日 | 晴れ | 18度 | 9度 |
| 2月15日 | 曇り | 16度 | 10度 |
| 2月16日 | 雨 | 15度 | 11度 |
表にもしてくれるのは便利ですね!
コンテンツ生成
Bingはあなたが楽しみたいことや創造したいことに対して、オリジナルのコンテンツを生成してくれます。
入力内容に応じて、詩や物語やコードやエッセイや歌やセレブのパロディなど、さまざまなコンテンツを自分の言葉や知識を使って、生成してくれます。オンラインのソースやコードを実行することはしません。
例えば、日本語で「東京の詩を作ってください」と入力したところ、Bingは以下のような詩を作りました。
東京の空は高くて青い
東京の街は広くて賑やか
東京の人は多くて忙しい
東京の夜は明るくて美しい
東京は夢と希望の場所
東京は挑戦と成長の場所
東京は出会いと別れの場所
東京は愛と憎しみの場所
東京は私の故郷
東京は私の運命
東京は私のすべて
東京は私の詩」
ん〜なるほど。。。
ユーザーターンの提案
ユーザーターンの提案とは、あなたが会話を続けたいときに、Bingが次に入力できる内容を提案してくれるということです。
Bingは、自分の返答やウェブ検索の結果を利用して、関連性や興味性の高い内容を提案してくれます。さらに提案内容は短くして、選択肢を与えてくれます。
例えば先ほど例にあげた、日本語で「東京の詩を作ってください」と入力すると、Bingは東京の詩を作った後、以下のような提案内容を表示してくれます。
- この詩はどうでしょうか?
- この詩について感想を聞かせてください。
- この詩について質問がありますか?
- この詩について改善点を教えてください。
- この詩についてコメントを書いてください。
- この詩をシェアしてください。
自分の返答に対してこっちがどうだったのか感想を求めてくるんですね。
新しいBingの魅力とは?
新しいBingの魅力は、以下のとおりです。
- 情報的
- 視覚的
- 論理的
- 行動的
- 情報的
情報的
Bingはあなたに必要な情報を提供してくれます。
あなたの入力内容に関連するウェブ検索を行い、最適な情報を選択して伝えてくれます。
また、ウェブ検索の結果に基づいて、事実を述べたり、論理的に推論したり、視覚的に表現したりします。
Bingは、情報を提供するだけでなく、情報を理解する手助けをしてくれるのです。
視覚的
Bingは美しい画像や表やグラフや動画などを表示してくれます。
あなたの入力内容に関連する画像や表やグラフや動画などをウェブ検索して、最適なものを選択して、見せてくれます。
また、画像や表やグラフや動画などを表示するだけでなく、それらの意味や背景や関連性を説明してくれます。
論理的
Bingは合理的な答えやアドバイスを与えてくれます。
あなたの入力内容に関連するウェブ検索の結果から、必要な情報を抽出して、論理的に分析して、伝えてくれます。
また、論理的な答えやアドバイスを与えるだけでなく、それらの根拠や理由や方法を説明してくれます。
行動的
Bingは有益な商品やサービスの広告を表示してくれます。
あなたの入力内容に関連する商品やサービスの広告をウェブ検索して、最適なものを選択して、見せてくれます。
また、商品やサービスの広告を表示するだけでなく、それらの特徴や利点や価格やレビューなどを紹介してくれます。
人が求めてるものを先回りして教えてくれる感じですね。
2. Google検索と新しいBing検索の違いは?
Googleで検索するのと、新しいBingで検索するのは、以下のようなメリットとデメリットがあります。
・Google検索のメリットは、検索結果の質が高く、パーソナライズド検索や音声検索などの機能が充実していることです。
一方、Googleのデメリットは、法人サイトが優先されるために、個人ブログなどの情報が見つけにくいことです。
・新しいBing検索のメリットは、動画検索やチャット機能が優れていることです。新しいBingは、OpenAIの言語モデルを搭載しており、検索結果を文章でまとめたり、ユーザーと対話したりすることができます。
一方、新しいBingのデメリットは、検索結果の質がGoogleに劣ることです。
どちらの検索エンジンも利点と欠点があって、自分の目的に合わせて使い分けることが大切なんですね。
3. 新しいBingにはどういう技術が使われているのか?
Bingはどのようにして情報を検索したり、質問に答えたりするのでしょうか?Bingには、大きく分けて以下のような技術が使われています。
- クローラー
- インデックス
- ランキング
- AI
それぞれの技術について、簡単に説明していきます。
クローラー
クローラーとは、インターネット上のウェブサイトやニュースサイトなどの情報を自動的に収集するプログラムのことです。
クローラーは、ウェブサイトの内容やリンクを読み取って、次々と他のウェブサイトに移動しながら、情報を収集していきます。クローラーは、インターネット上の情報を常に更新しているので、Bingは最新の情報を提供することができます。
インデックス
インデックスとは、クローラーが収集した情報を整理して保存するデータベースのことです。
インデックスは、ウェブサイトのタイトルや内容、キーワードなどの情報を分析して、検索しやすいように分類しています。インデックスは、巨大な本の目次のようなものです。インデックスがあるおかげで、Bingはユーザーの質問に対して関連する情報を素早く見つけることができます。
ランキング
ランキングとは、インデックスから見つかった情報を、ユーザーの質問に対してどれだけ重要かや信頼できるかなどの基準によって順番に並べるプログラムのことです。
ランキングは、ユーザーの質問の意味や目的を理解して、最も関連性の高い情報を上位に表示します。ランキングは、ユーザーの履歴や位置などの情報も考慮して、よりパーソナライズされた情報を提供します。ランキングがあるおかげで、Bingはユーザーのニーズに合った情報を優先的に表示することができます。
AI
AIとは、人工知能のことで、人間のように知能的に行動することができるプログラムのことです。AIは、Bingの様々な機能に使われています。例えば、以下のような機能です。
- 自然言語処理
- 画像認識
- 音声認識
- 機械学習
AIや機械学習の部分は根幹部分なのでさらに詳しくみていきましょう。
自然言語処理
自然言語処理とは、人間が話したり書いたりする言語をコンピューターが理解したり生成したりする技術のことです。
自然言語処理は、Bingのチャットモードや質問回答機能に使われ、ユーザーの質問の意味や目的を解析して、適切な回答を生成します。
自然言語処理は、様々な言語や話し方に対応できるように学習しています。自然言語処理があるおかげで、Bingはユーザーと自然な会話ができます。
画像認識
画像認識とは、コンピューターが画像の内容や特徴を認識する技術のことです。
画像認識は、Bingの画像検索やビジュアルサーチ機能に使われ、画像の色や形やテキストなどの情報を分析して、関連する画像や情報を見つけます。
画像認識は、画像の品質やサイズや角度などに影響されないように学習しています。画像認識があるおかげで、Bingはユーザーが見たい画像や知りたい情報を提供できます。
音声認識
音声認識とは、コンピューターが人間の話す音声を認識する技術のことです。
音声認識は、Bingの音声検索や音声翻訳機能に使われ、音声の音量や音質やアクセントなどの情報を分析して、テキストに変換したり、他の言語に翻訳したりします。
音声認識は、様々な言語や話し方に対応できるように学習しています。音声認識があるおかげで、Bingはユーザーが話したい言語や知りたい情報を提供できます。
機械学習
機械学習とは、コンピューターがデータや経験から自動的に学習する技術のことです。
機械学習は、Bingの様々な機能の裏で働いています。例えば、以下のような機能です。
- 検索品質の改善
- ユーザーの行動の予測
- ユーザーの興味の把握
- ユーザーの満足度の評価
それぞれの機能について、簡単に説明していきます。
検索品質の改善
検索品質の改善とは、Bingがユーザーの質問に対してより良い情報を提供できるようにする技術のことです。
検索品質の改善は、機械学習を使って、ユーザーの質問の内容や傾向を分析して、インデックスやランキングのアルゴリズムを最適化します。
さらに、ユーザーのフィードバックや評価も参考にして、情報の正確性や信頼性や関連性を高めます。これにより、Bingはユーザーの期待に応える情報を提供できます。
ユーザーの行動の予測
ユーザーの行動の予測とは、Bingがユーザーの次の行動や目的を予測する技術のことです。
ユーザーの行動の予測は、機械学習を使って、ユーザーの履歴や位置や時間などの情報を分析して、ユーザーが求める情報やサービスを推測します。
さらに、ユーザーに対して、関連する検索結果や広告や提案などを表示します。これにより、Bingはユーザーのニーズに先回りして情報を提供できます。
ユーザーの興味の把握
ユーザーの興味の把握とは、Bingがユーザーの興味や好みを把握する技術のことです。
ユーザーの興味の把握は、機械学習を使って、ユーザーの検索や閲覧やクリックなどの情報を分析して、ユーザーが関心のあるトピックやカテゴリーを特定します。
さらに、ユーザーに対して、関連するニュースや動画や画像などのコンテンツを表示します。これにより、Bingはユーザーの好奇心を満たす情報を提供できます。
ユーザーの満足度の評価
ユーザーの満足度の評価とは、Bingがユーザーの満足度を測定する技術のことです。
ユーザーの満足度の評価は、機械学習を使って、ユーザーの検索や閲覧やクリックなどの情報を分析して、ユーザーがどの程度Bingの情報に満足しているかを評価します。
さらに、ユーザーのフィードバックや評価も参考にして、Bingの機能や品質を改善します。これにより、Bingはユーザーの声に耳を傾けることができます。
BingはAIを使って、「ユーザーにとって最高の検索エンジン」になることを目指しているそう。
4. 新しいBingの将来性について
Bingは、GoogleやYahoo!などの他の検索エンジンと競合していますが、独自の特徴や強みを持っています。
新しいBingは、検索エンジンとしてだけでなく、対話型AIとしても優れたサービスです。
新しいBingの最新の特徴(2/20 情報)は以下の通りです。
- AIによるチャット回答機能:ユーザーの質問に対して、Bingが会話形式で回答します。シンプルな質問から複雑な質問まで、関連性の高い検索結果や参考情報を提供します。
- OpenAIの大規模言語モデルを活用:ChatGPTやGPT-3.5から学習と進歩を取り入れた、検索用にカスタマイズされた次世代AI技術を搭載しています。これにより、回答がより速く、正確で、有能になります。
- モバイルアプリ化:iOS/Androidアプリのプレビュー版が公開されました。音声対応やSkype連携などの新たな機能も追加されました。モバイルでもチャットセッションが起動できます。
- ポイント制度:Bingを使うとポイントが貯まります。ポイントはギフトカードやクーポンなどと交換できます。
将来的には、新しいBingはこれらの特徴によって、多くの人が「ググる」から「ビグる」へと移行する可能性があるとみているとのことです。(将来的にはチャット回数の制限も緩和される予定)
新しいBingは、AI時代にふさわしい革新的な検索サービスです。
「ビグる」というのは全く馴染みがないですが、数年後には当たり前になっているのか、楽しみです!
5. Bingの始め方
新しいBingを始める方法は、以下の通りです。
- ブラウザーのMicrosoft Edgeをダウンロードして、開く。
- New Bingの「順番待ちリストに参加」をタップ。
- Microsoftにサインイン。
- 招待のメールが届くのを待つ。
スマホからの場合は、Bingのアプリをインストールしておくことをお薦めします。
まずはMicrosoft Edgeが必要なんですね、著者の場合は2月9日に申請して11日には使えるようになっていました!
6. まとめ
さいごに新しいBingについて簡単にまとめてみましょう。
- 新しいBingは、Microsoftが2023年2月に発表した検索エンジンの大規模アップデート。
- OpenAIの大規模言語モデルを使った「チャット」「要約」などの機能を搭載している。
- ChatGPTと異なり、最新の情報にも対応。スポーツの試合結果や株価などの単純な事柄に対してより関連性の高い結果を提供できる。
- Bingは、独自開発の次世代大規模言語モデル「Prometheus」(プロメテウス)をエンジンとしており、ChatGPTよりも強力で、検索専用にカスタマイズされている。
- 要約機能では、Webの検索結果をAIが要約してくれます。これにより、ユーザーは、長い記事を読まずに、必要な情報を素早く得ることができる。
- 現在(2023.2/20)はプレビュー版として公開されており、興味があれば順番待ちをすることで誰でも参加できる。
- 新しいBingは、AIの力で検索の可能性を広げる画期的なサービス。将来性は非常に高く、Googleに対抗することができると期待されている。
7. おわりに(実はこの記事..)
以上、新しいBingについて総合的にまとめてみました。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
およそ8000字の記事でしたので、なかなかお疲れになったのではと思います^^;
書いてる方もリサーチから含めて時間がかかったのだろうと思われるかもしれません。
察しの良い方なら予想されてると思いますが、実はこの記事・・・
『ほぼAIに書いてもらってます!!』
今回紹介した「新しいBing」と対話しながら情報を得て、タイトルや構成まで考えてもらって作成しました。
「ただ単にリサーチして書くだけのライター業は本当に危ないかも..」と思わざるを得ませんでした汗。
ただ、今回の文章にも修正は結構入れています。あえてちょっとAI感をそのままにしている文章もありますが…コピペではさすがに出せないなぁというレベルでした。
それにしてもかかった時間は全部自分で考えて作る記事の5分の1くらいだったので、本当にすごいです。初めてAIを利用して書いた記事でこの時間なので、今後慣れていけばもっと効率良く記事作成ができると思います!
今後もAIを中心にNFTやWeb3系の記事などを、AIツールを利用して作成していきたいと思います!
お読みいただきどうもありがとうございました(^^)